膝(ひざ)の痛みや可動域制限(動きが悪くなる)症状が特徴的な、変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)
高齢になると発症リスクが高くなります。また、筋力低下、体重の増加も危険因子の1つとなります。
変形性膝関節症による可動域制限は、生活に及ぼす影響が多くあります。例えば、正座ができない。しゃがむ動作ができない。長時間立位、歩行が困難。
歩行開始の時、強く痛むなどがあります。
変形性膝関節症は、『痛み』、『曲がりにくい』が注目されがちですが、実は、『伸びにくい』という症状が、身体に及ぼす影響が強いです!
膝をピンッと伸ばした時(完全伸展位)に、膝のうらが地面につかない方は要注意です。。。
完全伸展位がとれない方は、長時間立っていると、足が疲れてきて座ってしまう、長時間歩行ができないと訴える方が多いです。
理由としては、膝関節の構造で、完全伸展位の状態では、脛骨(すねの骨)と大腿骨(太ももの骨)が嚙み合って、突っ張り棒のような作用が働き、筋肉をほとんど使わない状態が可能です。しかし、完全伸展位をとれない状態では、立っている時、歩いている時に、ずっと筋肉が働き続ける状態となります。
日常生活だけでもオーバーユースとなってしまう場合があります。
また、変形性膝関節症の進行を早めてしまう可能性もあります。
可動域制限のある変形性膝関節症の方は、『治療』や、『可動域訓練』、『筋力強化』が必要です。
該当する症状の方、ご不安、お悩みがある方は、ご相談お待ちしております。