坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎や殿部で何かしらの原因で坐骨神経に障害を与えてしまう状態をいいます。
坐骨神経痛となる原因(例)腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症による椎間孔の狭小化、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などが代表として挙げられます。
坐骨神経痛の症状は、足の痛み、足のしびれ、筋力低下、足の筋肉の麻痺などです。
また、障害を受ける神経によって、症状の出る場所が異なります。
今回の症例では、坐骨神経から枝分かれした『腓骨神経』が障害された症例です。(神経根領域ではL5)
鍼治療では、痛みを起こす神経に対して、適切に刺激を行うことができます。
写真
青に塗った場所が腓骨神経です。
今回の症例では、腓骨頭を触知し、腓骨頭の後方(総腓骨神経)、腓骨の直下(浅腓骨神経)に対して10HZで鍼通電刺激を行いました。
前脛骨筋への鍼通電も実施。
神経血流の増加によって、症状緩和を期待できます。