腰椎椎間板ヘルニアの疑いの患者様です。
高校生で、柔道の練習中に腰痛を発症。急性腰痛(ぎっくり腰)で運動を中止。
数日後から下肢症状が出現。
以前、医療機関にて腰椎椎間板ヘルニアと診断されていましたが、その後、症状寛解し練習を再開ししばらく症状は見られなかったが、急性腰痛をきっかけに椎間板ヘルニアの症状も再発。
写真は、L5(腰の5番目の神経)領域にしびれ、痛み、EHL筋力低下がみられたため、浅腓骨神経、深腓骨神経に対して鍼通電刺激を行いました。
椎間板ヘルニアは椎間板(軟骨)の内部にある髄核というものが椎間板の外側に膨隆や脱出する状態です。
膨隆した場合、膨隆部分が治る(元の形に戻ることはありません)。今回の症例のように急性腰痛と同時にヘルニアの症状が再発するケースも多いです。
椎間板ヘルニアの根本治療は手術療法を行うしかありません。
しかし最近では、椎間板ヘルニアに対する治療は、投薬治療や物理療法、鍼灸治療などの『保存療法』が一般的です。
手術適応症状が出るまで手術を積極的に行わないことが多いです。👈手術適応症状に関しては、長くなるので割愛
椎間板ヘルニアの主症状の下肢症状(足の痛み、しびれ、筋力低下等)に対して、対症療法を繰り返すことで症状緩和の持続効果が期待できます。
ご不明点、ご不安がある方は当院へお越しください。
ご相談だけでも大丈夫です