前回は、子どもの股間節(こかんせつ)痛みについて解説しました。
今回は高齢者の股関節の痛みについて説明していきます。
股関節の痛みは、お尻の痛み、お尻の側面、鼠径部に痛みが出現することが多いです。
痛みの基本として、発生機序が明確なものは、外傷(ケガ)の可能性が高く、発生機序が明確ではないものは外傷の可能性は低く、軽度な痛みのことが多い。
・変形性股関節症
原因
40代以上の女性に起こりやすい。
重量物の取り扱いの多い方に起こりやすい。
体重の増加、筋力低下によりリスクが高くなります。
症状
加齢による関節の狭小化、骨棘の増加により痛みが起こる。
動作開始時の痛み。(立ち上がり、歩き始めの痛み)
可動域制限
重度の場合、歩行困難
発生機序が明確ではなく、徐々に悪くなっていくことが多い
対策
治療による疼痛緩和、ストレッチによる可動域改善、殿筋を含む股関節周りの筋力強化が必要。
・大腿骨頸部骨折
転倒や高エネルギーが原因となり、起こるケガで多いものは、大腿骨頸部骨折です。
大腿骨頸部骨折は、手術が必要となり歩行レベルが低下するといわれています。
転倒の原因となるものは、殿筋群の筋力低下による歩幅の減少、下腿部の筋力低下による躓きなど
が原因のことが多いです。